日本戰國史原版書籍資訊——2018年8月

日本戰國史原版書籍資訊——2018年8月

來自專欄日本戰國時代史20 人贊了文章

這月的書籍不多。

書名:撰銭とビタ一文の戦國史

著者:高木久史

出版社:平凡社

概要:中世から近世への移行期にあたる、戦國時代そして信長?秀吉?家康の時代に、銭をめぐってなにが起きていたのか。銭が英雄たちをどう振り回したのか。カネという社會通念を軸に、戦國?江戸期の実態に迫る。

目次:

はじめにー英雄が歴史を動かすのか、動かされているのか/

第1章 銭はどこからきたのかーないならつくる(銭とはなにか/銭不足から始まる「中世から近世へ」 ほか)/

第2章 銭はどう使われたのかー撰銭と銭の階層化(「どの銭も一枚一文」原則/撰銭とは ほか)/第3章 銭はひとつになったのかービタと信長?秀吉?家康(変わる信長イメージ/信長、銭の不足に直面する ほか)/

第4章 銭はどうなったのかー寛永通寶とその後(寛永通寶はビタのなれの果て/東アジア史のなかの寛永通寶 ほか)

書名:信長公記 戦國覇者の一級史料

著者:秋田裕毅

出版社:中央公論社

概要:織田信長の生涯を側近が著述した『信長公記』。父親の葬儀で仏前に抹香を投げつける場面、岳父である斎藤道三との初會見ほか、小説などで描かれる挿話の數々は、この軍記が土台となっている。第一級の史料とされるが、実際には何がどう書かれているのか。現存する『信長公記』諸本を調査した著者が、「桶狹間の戦い」「信長の居城」「並みいる重臣」「本能寺の変」など28のトピックに整理して解説、その全容を明かす。

目次:

序章 『信長公記』とは/

第1章 尾張統一と美濃併呑(尾張の織田一族/父?信秀 ほか)/

第2章 上洛後(第十五代將軍足利義昭/比叡山焼き討ち ほか)/

第3章 安土時代(安土城/松永久秀の謀反 ほか)/

第4章 天下布武へ(大坂本願寺/佐久間信盛の追放 ほか)

書名:島原の亂 キリシタン信仰と武裝蜂起

著者:神田千里

出版社:講談社

概要:関ヶ原合戦の記憶も遠のきつつあった1637年、彼らは突如として蜂起した。幕府や各地大名を震撼させ、12萬人の大軍をもってしてようやく鎮められた大規模な一揆は、なぜ、いかにして起こったのか?「抵抗」や「殉教」の論理だけでは説明できない核心は何か。信者のみならぬ民衆、戦國を生き抜いてきた牢人、再改宗者らが絡み合う亂の実相を、鮮やかに描き出した傑作論考! 宗教という視角から戦國時代について深く考察を続けてきた第一人者だからこそ書けた、「神國」思想と日本人という根源的な問題へと切り込む、必読の書。「島原の亂」考察の決定版。

目次:

民衆を動かす宗教―序にかえて

第一章 立ち帰るキリシタン

第二章 宗教一揆の実像

第三章 蜂起への道程

第四章 一揆と城方との抗爭

第五章 原城籠城

第六章 一揆と信仰とつながり

書名:房総里見氏の城郭と合戦

著者:小高春雄

出版社:戎光祥出版

概要:戦國時代に安房國と上総國(現在の千葉県の南半分)を治めた戦國大名里見氏と重臣正木氏が築いた湊城?山城32城を、長年にわたって調査を積み重ねてきた著者が、最新の研究成果に基づいて詳述する。北條氏との合戦など、房総の戦國史を語るうえでも不可欠な內容である。

目次:

はしがき

凡例

総論

年表

第一部 本國安房の城

1.白浜城

2.稲村城

3.宮本城

4.岡本城

5.館山城

6.山本城

7.大井城

8.大貫城

9.山ノ城

10.金山城

11.勝山城

12.滝田城

13.神田城山城

14.里見番所

15.用田要害(富山)城

16.香要害山城

第二部 隣國上総の城

17.佐貫城

18.久留里城

19.大多喜城

20.勝浦城

21.造海(百首)城

22.金谷城

23.一宮城

24.大野城

25.秋元(小糸)城

26.千本城

27.峰上城

28.大羽根城

29.笹子城

30.天神山城

31.三直城

32.八幡城

コラム

いまだ不明な正木氏の出自

要害となったお寺-妙本寺

佐貫城をめぐる攻防の舞台

北條氏の久留里陣はどこか

書名:関東戦國全史 関東から始まった戦國150年戦爭

著者:山田邦明

出版社:洋泉社

概要:戦國時代の幕開けは、関東から始まった。戦國時代の醍醐味は、戦國大名が勢力範囲を広げて成長してゆく中で、ライバルたちと繰り広げる「戦いの様相」にある。最終的に戦國の覇者となったのは信長?秀吉?家康だが、天下統一に至るまでには、さまざまな「可能性」があった。その可能性を、地域ごとにリアルに追體験できるのがこのシリーズ。「享徳の亂」→「応仁の亂」に始まる戦國時代。「関東の覇者」を目指して北條氏、上杉氏、佐竹氏、長尾氏、里見氏、宇都宮氏……「群雄」がしのぎを削り、天下人?秀吉の「関東攻め」でエンディングを迎える「150年の物語」が動き出す。物語の軸となるのは、「〇〇の亂」「〇〇合戦」といった戦國合戦。戦國時代の最新の研究を盛り込みつつ、関東の戦國時代を物語として「一気読み」できる本。

目次:

第Ⅰ部 足利氏と上杉氏の時代

享徳三年(一四五四)~永正二年(一五〇五)

1 公方方と上杉方、戦いの始まり  

2 公方方と上杉方、対陣の長期化  

3 長尾景春の反亂と太田道灌  

4 山內上杉氏と扇谷上杉氏の戦い  

5 常陸?下野の大名たち(1)  

6 房総の大名たち  

第Ⅱ部 台頭する北條氏と足利?上杉との角逐

永正三年(一五〇六)~永祿二年(一五五九)

1 古河公方家?山內上杉家の內部紛爭  

2 伊勢宗瑞?北條氏綱の勢力拡張  

3 小弓公方足利義明と武田?里見氏  

4 北條氏綱と上杉朝興の戦い  

5 北條氏康の勝利  

6 常陸?下野の大名たち(2)  

第Ⅲ部 北條氏と諸勢力との軋轢

永祿三年(一五六〇)~天正六年(一五七八)

1 越後軍の関東侵攻  

2 北條と里見の戦い  

3 北條氏の攻勢  

4 北條と武田の戦い  

5 常陸?下野の政治情勢  

6 北條氏の勢力拡大と大名?國衆の対抗  

第Ⅳ部 北條領國の解體と関東戦國の終焉

天正六年(一五七八)~慶長七年(一六〇二)

1 北條と武田の領國拡大  

2 天正十年の激動  

3 北條氏の進軍と大名?國衆の対抗  

4 秀吉軍の侵攻  

5 北條領國の解體  

6 その後の大名たち  

書名:松井友閑

著者:竹本千鶴

出版社:吉川弘文館

概要:織田信長の法體の側近。舞の師匠を経て家臣となる。堺代官をつとめながら、將軍足利義昭や上杉?伊達?大友ら大名家、本願寺などのほか、逆心家臣との交渉役として活躍。文化の才にも秀で、政権の茶の湯を統括し「大名茶湯」の世界を作り上げ、晩年は文化人として過ごした。信長の懐刀として內政?外交に奔走した全生涯を描く、初めての伝記。

目次:

はしがき/友閑點描(出自/名前と號/素養/松井姓/子息とされる人たち)/師匠から家臣へ(信長のための名物収集/饗応の場への參席/寺社奉行および取次)/初期の活動(堺での名物収集と代官就任/はじめての対外交渉/大徳寺と上賀茂社との相論)/信長側近と堺代官の兼務(將軍義昭との交渉と「堺衆」掌握/信長茶會での茶頭と蘭奢待截香の奉行/伊達家との外交)/宮內卿法印として多忙な日々のはじまり(宮內卿法印任官/本願寺との和睦交渉/信長の妙覚寺茶會とその跡見/信長の御意伝達役)/最高位の信長側近として(堺と京都を往復して/信長御成の茶會/政権下の茶の湯統轄と信長の堺御成/內政外交に活躍の日々)/ゆるぎない地位、そして突然の悲報(饗応役と勅命講和の交渉/「王國の寧日」/信長のもとでの最後の任務/亡君信長の重臣として)/晩年(混沌とする政局にのまれて/秀吉政権下における立場/堺代官の罷免とその後)/略年譜/參考文獻

書名:中世島津氏研究の最前線 ここまでわかった「名門大名」の実像

著者:新名一仁

出版社:洋泉社

概要:中世島津氏の研究は、ここ20年ほど低調な狀況が続いた。それでも、東アジア諸國との交流?関係史研究の進展にともない、九州南端に位置する島津氏やその領國下諸勢力が、日明?日琉交易で果たした役割が明らかになるとともに、幕府や中央(畿內)諸権力との関係、南九州海域の海上交通?流通支配の狀況も研究が進んでいった。また、島津氏権力そのもの、あるいはその領國支配についても、領國內諸階層との関係を中心に、従來の近世薩摩藩によって形成された史観を克服しつつ、新たな歴史像が構築されつつある。本書では、こうした研究狀況をふまえ、分かりやすく、近年の島津氏の研究動向を解説する。

目次:

はじめに──中世島津氏のイメージと研究動向  新名一仁  

第一部 島津氏の系譜と分國內の諸勢力

【御一家?國衆?御內】

一族の統制に苦悩した「島津本宗家」の変遷と諸勢力 新名一仁

【日向伊東氏と「三州太守」】

守護職をめぐり、島津氏に対抗意識を持ち続けた伊東氏 宮地輝和

【戦國期?島津氏の領國支配】

島津義弘は、兄義久を超える実力者だったのか? 松迫知広

第二部 島津氏の外交政策

【島津氏と室町幕府?朝廷】

中世後期の島津氏は、室町幕府?朝廷に何を求めたのか? 水野哲雄

【島津氏と対外政策】

南北朝?室町期、島津氏の「明?朝鮮外交」の実態とは? 伊藤幸司

【島津氏と琉球王國】

時代によって変化する、中世島津氏と琉球の関係 屋良健一郎

第三部 島津氏権力の領國支配の特質

【南九州の海上交通支配】

十六世紀、島津氏は港津?交易をいかに制御していたのか? 米澤英昭

【島津氏の宗教政策】

中世以來、修験道?真言密教に慣れ親しんできた島津氏 栗林文夫

【島津領國の城郭】

南九州のシラス台地に築かれた謎の城郭群 吉本明弘

第四部 近世大名島津氏への移行期

【島津義弘と朝鮮出兵】

朝鮮出兵における島津氏の異國認識 太田秀春

【豊臣政権と島津氏】

苦難の時代に変革を成し遂げた「三殿」の支配體制とは? 岩川拓夫

【島津氏のイメージ形成】

薩摩藩の修史事業と島津氏をめぐる言説の関係とは? 畑山周平

書名:室町將軍の御台所 日野康子?重子?富子

著者:田端泰子

出版社:吉川弘文館

概要:室町將軍歴代の正室となった公家の日野家出身の女性は、飢饉や土一揆の頻発した難しい時代をどう生きたのか。3代義満?6代義教?8代義政の正室を中心に、その役割を社會情勢の推移とともに描く。朝廷とのあいだを取り持ち、配下の武士に心を配り、次期將軍に母として訓戒を與え、行事參列を指導するなど、政治に深く関與した実像を明らかにする。

目次:

日野氏の登場―プロローグ/將軍の正室、天皇の准母 日野康子(足利義満の時代/北山院と日野氏?山科氏/足利義持の時代)/恐怖政治から得た教戒 日野重子(足利義教の將軍襲封/恐怖政治と嘉吉の変/足利義政青年期の幕府政治)/大亂の時代 円熟期の日野富子(応仁の亂の前哨戦/応仁の亂と將軍家/土一揆と徳政)/武家の執政、公家の外護者 壯年の日野富子(足利義尚の將軍時代/義尚の死と富子の生き方)/公家と武家をつなぐ―エピローグ


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