【N0】【天聲人語】憲法記念日に

【N0】【天聲人語】憲法記念日に

來自專欄 日語聽譯學習

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來源:朝日新聞


憲法記念日に

寫於憲法紀念日

道路交通法を守ろう。公職こうしょく選挙法を守ろう。あるいは獨佔どくせん禁止法を守ろう。例えば、そんな集まりがあったとして、役所やくしょが目くじらを立てることはないだろう。しかし「憲法を守ろう」となると話が違うようだ。とくに最近は

人們呼籲遵守交通法、公職選舉法,或是呼籲遵守反壟斷法。諸如此類集會,政府應該不會對其怒目橫眉、做太多苛求。但如果有人提出「保衛憲法」的話,那情況就不一樣了。這種情況在最近顯得尤為突出。

▼本紙石川県いしかわけん版によると、金沢市かなざわしの市民団體が憲法記念日の3日、市庁舎ちょうしゃ前広場での護憲ごけん集會を計畫していたが、市から許可を得られなかったという。以前は開催できていたのに、昨年から拒こばまれるようになった

據本報石川縣版刊載,金澤市的市民團體計劃於5月3日(憲法紀念日)在市政廳前廣場進行護憲集會,但並未得到市政府批准。同樣的活動在過去是可以舉辦的,但從去年起開始被拒絕。

▼「特定の政策、主義または意見」への賛否を目的とした示威じい行為にあたるというのが理由らしい。それにしても國の根幹こんかんである憲法を守るという姿勢が、いつから「特定の政策……」になったのか

之所以被拒絕,是由於政府認為:這是一種針對「特定的政策、主義或意見」妄加評判(表示贊否)的示威活動。但即便如此,維護國之根本的憲法這一行為,何時成了對「特定的政策……」呢?

▼似たような例はここ數年、目に付くようになった。さいたま市では憲法9條を扱あつかった俳句が公民館だよりへの掲載を拒まれた。東京都國分寺市こくぶんじしでは護憲団體がお祭りに參加できなかった。論爭ろんそうを招まねくようなテーマは面倒だからやめてほしい。そんな空気が広がっているか

類似的事件在近幾年來越發引人注目。在琦玉市,涉及到日本憲法第九條內容的俳句被禁止刊登在市文化館的信息欄中;在東京都國分寺市,護憲團體甚至不可以參加當地的廟會等節日活動。各市政府相關部門認為(涉及憲法這一敏感話題的一系列活動)可能招致爭議,引發不必要的麻煩,希望市民們予以迴避。這樣一種社會風氣是在逐漸瀰漫開來嗎?

▼改憲かいけんをめざす安倍あべ晉しん三ぞう首相が「この1年間で相當、批判も含めて議論が深まってきた。また、広がってきた」と語っていたが、そうだろうか。市井しせいで憲法を語ることが疎うとまれるなら、むしろ幅広はばひろい議論を遠とおざけることになる

計劃修憲的安倍晉三首相曾表示「在這一年裡,我們廣泛地進行了深刻、包括諸多批評的討論。」但事實真的是這樣嗎?對百姓們有關憲法的討論刻意疏遠,只能說這離「廣泛的討論」越來越遠。

▼「憲法は、ほんとうは君たちのまわりにあるものなのだ」。63年前、憲法學者の佐藤さとう功いさおが小中學生向けの『憲法と君たち』で述べている。當たり前の言葉が新鮮に感じられるとすれば、何かが間違っている

63年前,憲法學家佐藤功在寫給中小學生的《憲法與我們》一書中曾這樣寫道:「憲法,其實就是你們身邊所圍繞的東西」。這本是理所應當的,但如果人們開始對這種說法感到新鮮的話,那就說明這個社會一定是出了什麼問題。

【天聲單詞】

△目くじらを立てる(めくじらをたてる)(慣用語)吹毛求疵,找茬。

△根幹(こんかん)(名詞)①根和干;②根本,基礎。

△目につく(めにつく)(慣用句)①顯眼,引人注目;②在眼前若隱若現而不消失。

△空気(くうき)(名詞)①空氣;②氣氛,氛圍。

△疎む(うとむ)(五段動詞)疏遠,冷淡,怠慢,厭棄(嫌がって遠ざける、きらう)。

△遠ざける(とおざける)(下一段動詞)①甩掉,使遠離(遠く離させる);②疏遠(疎遠にする)。

【背景資料】

1.きょうは憲法記念日 各黨が聲明など発表

5月3日の憲法記念日にあたって、各黨は聲明などを発表しました。

自民黨は「結黨以來、憲法の自主的改正を目指していて、『自衛隊の明記』など4つの項目で、一定の方向性を得ることができた。この案をもとに、衆參両院の憲法審査會で議論を深めるとともに、各黨や有識者の意見も踏まえながら、憲法改正原案を策定し、発議を目指していく。自らの未來を自らの手で切り拓いていく気概で、憲法改正の議論をリードしていく決意だ」としています。

立憲民主黨は「憲法を改めようとするのであれば、憲法の規定が原因で政策遂行に支障が生じるのかや、規定がないことで不都合が生じるのかなど必要性について、具體的な事実に基づく検討が不可欠だ。権力を制約し、國民の権利の拡大に寄與するため、立憲主義の観點からの憲法論議を深めていく」としています。

公明黨は「憲法も法規範である以上新しい時代に対応した改正があってもしかるべきで、現憲法を維持した上で、必要な規定を付け加える『加憲』という方法を主張している。衆參両院の憲法審査會で議論を深め、政黨間で幅広い合意を得ながら、國民理解の成熟をともなっていくことが重要だ」としています。

希望の黨は「平和主義?専守防衛の範囲內で、軍事的公権力の行使にいかに歯止めをかけるのかという自衛権の本質から議論していく。安倍內閣は『改憲ありき』で拙速に改憲論議を進めようとしており、國民の理解は到底得られない。憲法の三原則をより擔保する観點から丁寧に議論を行う」としています。

民進黨は「憲法改正は落ち著いた環境のなかで國民が論點や內容を十分に理解した上で、広く合意を得て行われるべきだ。憲法の三大理念を守りつつ地方分権の推進、新しい人権の保障、解散権を含めた権力亂用の抑制など時代の要請に応じた未來志向の憲法を積極的に議論していく」としています。

共産黨は「憲法を壊してきた安倍政権に、憲法を変える資格も、語る資格もない。市民と野黨の共闘で、安倍政権を総辭職に追い込み、安倍改憲の企てを打ち破り、世界に誇る憲法の進歩的な條項を生かした新しい日本をつくるために全力をあげる決意だ」としています。

日本維新の會は「教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所設置の改正案を提示しており、わが國の課題解決の切り札になる。國民主権を掲げる憲法が國民投票を経ていないのは大いなる矛盾で、國民投票を実施し、真に國民の定めた憲法にする」としています。

自由黨は「憲法を活かすも殺すも、國民次第だ。この國の未來のため、立憲主義、民主主義の崩壊を止めるために、全力を盡くすことを國民に粘り強く訴えていきたい」としています。

社民黨は「安倍政権の下で、憲法の理念や條文が踏みにじられてきた。憲法を活かし、憲法が保障する國民の権利や暮らし、平和を守る政治の実現にまい進する」としています。(文章來源:日本廣播協會網站5月3日 4時31分)

2. ①日本國民は、正義と秩序を基調とする國際平和を誠実に希求し、國権の発動たる戦爭と、武力による威嚇又は武力の行使は、國際紛爭を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。國の交戦権は、これを認めない。

《日本憲法》第二章第九條 【放棄戰爭,戰爭力量及交戰權的否認】①日本國民衷心謀求基於正義與秩序的國際和平,永遠放棄以國權發動的戰爭、武力威脅或武力行使作為解決國際爭端的手段。②為達到前項目的,不保持陸海空軍及其他戰爭力量,不承認國家的交戰權。


來源:朝日新聞

注音、單詞整理:青團

背景資料整理:青團、鰯

翻譯:鰯

校對:梁DON

責編:孫鵬軒

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