【日語共讀】我是貓(1)

輩は貓である

夏目漱石

《我是貓》是日本作家夏目漱石創作的長篇小說,也是其代表作。這部作品寫於1904年至1906年9月,1905年1月起在《杜鵑》雜誌上連載,不久,編成上、中、下三冊出版。

夏目漱石為發泄多年鬱憤而寫成的長篇小說《我是貓》,淋漓盡致地反映了二十世紀初,日本中小資產階級的思想和生活,尖銳地揭露和批判了明治「文明開化」的資本主義社會。 這部作品是以一位窮教師家的貓為主人公,以這隻被擬人化的貓的視角來觀察人類的心理。這是一隻善於思索、有見識、富有正義感又具有文人氣質、但至死也沒有學會捕捉老鼠的貓。


  • 吾輩(わがはい)は貓である。名前はまだ無い。

咱(zá)家是貓。名字嘛……還沒有。

  •  どこで生れたかとんと見當(けんとう)がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪(どうあく)な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕(つかま)えて煮(に)て食うという話である。しかしその當時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の掌(てのひら)に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。

哪裡出生?壓根兒就搞不清!只恍惚記得好像在一個陰濕的地方咪咪叫。在那兒,咱家第一次看見了人。而且後來聽說,他是一名寄人籬下的窮學生,屬於人類中最殘暴的一夥。相傳這名學生常常逮住我們燉肉吃。不過當時,咱家還不懂事。倒也沒覺得怎麼可怕。只是被他嗖的一下子高高舉起,總覺得有點六神無主。

  • 掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始(みはじめ)であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも殘っている。第一毛をもって裝飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶(やかん)だ。その後(ご)貓にもだいぶ逢(あ)ったがこんな片輪(かたわ)には一度も出會(でく)わした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙(けむり)を吹く。どうも咽(む)せぽくて実に弱った。これが人間の飲む煙草(たばこ)というものである事はようやくこの頃知った。

咱家在學生的手心稍微穩住神兒,瞧了一眼學生的臉,這大約便是咱家平生第一次和所謂的「人」打個照面了。當時覺得這傢伙可真是個怪物,其印象至今也還記憶猶新。單說那張臉,本應用毫毛來妝點,卻油光嶄亮,活像個茶壺。其後咱家碰上的貓不算少,但是,像他這麼不周正的臉,一次也未曾見過。況且,臉心兒鼓得太高,還不時地從一對黑窟窿里咕嘟嘟地噴出煙來。太嗆得慌,可真折服了。如今總算明白:原來這是人在吸煙哩。

  •  この書生の掌の裏(うち)でしばらくはよい心持に坐っておったが、しばらくすると非常な速力で運転し始めた。書生が動くのか自分だけが動くのか分らないが無暗(むやみ)に眼が廻る。胸が悪くなる。到底(とうてい)助からないと思っていると、どさりと音がして眼から火が出た。それまでは記憶しているがあとは何の事やらいくら考え出そうとしても分らない。

咱家在這名學生的掌心暫且舒適地趴著。可是,不大工夫,咱家竟以異常的快速旋轉起來,弄不清是學生在動,還是咱家自己在動,反正迷糊得要命,直噁心。心想:這下子可完蛋嘍!又咕咚一聲,咱家被摔得兩眼直冒金花。只記得這些。至於後事如何,怎麼也想不起來了。

  •  ふと気が付いて見ると書生はいない。たくさんおった兄弟が一疋(ぴき)も見えぬ。肝心(かんじん)の母親さえ姿を隠してしまった。その上今(いま)までの所とは違って無暗(むやみ)に明るい。眼を明いていられぬくらいだ。はてな何でも容子(ようす)がおかしいと、のそのそ這(は)い出して見ると非常に痛い。吾輩は藁(わら)の上から急に笹原の中へ棄てられたのである。

驀地定睛一看,學生不在,眾多的貓哥們兒也一個不見,連咱家的命根子——媽媽也不知去向。並且,這兒和咱家過去呆過的地方不同,賊拉拉地亮,幾乎不敢睜眼睛。哎喲喲,一切都那麼稀奇古怪。咱家試著慢慢往外爬,渾身疼得厲害,原來咱家被一下子從稻草堆上摔到竹林里了。


望眼欲穿終於等到你!!!

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