論"小日本中華主義」——原來日本人認為日本才是中華!?

中文譯文由一位中國朋友冰海寒月完成,他也是我的翻譯工作夥伴,是我認識的中國人當中日語最牛逼的,在此特别致謝  @冰海寒月  

畫像引用元:「平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです」(中臣悠月 すがはら竜 角川書店)の表紙より


帝これを覧て悅ばず、鴻艫卿に謂ひて曰く、「蠻夷の書に無禮なる者あり。復た以て聞するなかれ」と。

帝覽之不悅謂鴻路卿曰「蠻夷書有無禮者勿復以聞」

中國の方は多くの場合、日本の書店や図書館に中國の歴史に関する書籍がずらりと並び、日本で所謂「漢文」として自國の古典が日本人の間で広く読まれていることに意外の念を抱くようです。私はそれをWeiboに於いて日本人に取り中國文明の影響は極めて大きく、中國の歴史や文化を伝統的に非常に重視してきたからだと説明しましたが、あるフォロワーの方から「韓國やベトナムは漢字を捨てたではないか」と質問されました。私が思うに、それは彼らのナショナリズムと関係が深いと思われます。第二次世界大戦後に獨立を勝ち取った韓國やベトナムに取って、自分たちの民族意識の高揚が國家の最大の目標であり、必然的に外來文化の要素は切り離されます。一方で、日本にもナショナリズムはありますが、日本の國粋主義は伝統的に漢學からは切っても切れない関係にあります。

中國人似乎對於兩件事感到詫異,日本的書店,圖書館裡擺滿了關於中國歷史的書籍以及自己國家的經典在日本以所謂的「漢文」的形式廣泛地閱讀傳頌。我在微博上解釋說「這是因為對於日本人而言中華文化的影響甚大,日本人一直以來非常重視中國的歷史及文化」以後,一位粉絲問道「可是韓國越南等等不就捨棄漢字了嗎」?竊以為,那與他們的民族主義(Nationalism)有著很深的淵源。對於終於在二戰後贏得了獨立的韓國越南等國來說,使自國民族意識高漲起來乃國家的首要目標,其必然會努力排除揚棄外來文化的影響。而另一方面,日本雖然也受民族主義影響,但其國粹主義與傳統的漢學有著無法切斷的關係。

例えば天皇制自體中國の影響が極めて大きい概念です。黒船來航以後のナショナリズムの高まりを思想的にリードし松下村塾で明治維新の礎を築く人物を養成した吉田松陰は、著書の中で非常に洗練された漢文(もとは外國の文章語)を多く用い、日本こそ「中華」であるという思想を述べ、その中心に萬世一系の天皇家を置いています。過去の日本による侵略は國家犯罪であり、それ自體厳しく斷罪されるべきですが、その本質としては満州族の清朝を模倣した新しい「中華」の基軸を日本人によって建設するための運動とみなすことができます。

譬如天皇制度本身就是一個帶有濃重的中國影子的概念。黑船來航以後,在思想上引領民族主義的發展,在松下村塾培養了一個個日後奠定了明治維新基礎之士的吉田松陰,就在其著作中使用大量的非常幹練的「漢文」,闡述了日本方是「中華」的思想,將一脈獨傳的天皇一家置於中心地位。雖說日本在過去犯下的侵略罪行是國家級別的犯罪,應該受到嚴重的法律制裁,但我們可以說,明治維新就是一場鼓舞日本人建設仿照滿族下的清朝而成立的「新中華」的核心的運動。

実際には日本による「大東亜共栄圏」なるものは自民族中心の非常にエゴイスティックなブロック経済構想であり、侵略の過程で多くの無辜の人々を殺傷した極めて陰慘なものでした。それをこれまた漢文で書かれた日本書紀の「八紘一宇」などの言葉で美々しく虛偽粉飾することができたのは、中國文明の普遍性が長い歴史を経て日本という國の根幹にまで浸透していたからであり、所謂「小中華主義」の変種と言えるでしょう。巨視的な視野から見れば、日本の民族?文化なるものが実は中國大陸で発生した古代文明が波及したものに過ぎないという歴史的事実は、皮肉なことに日本人が偏狹なナショナリズムに陥った時こそ卻って鮮明になるのです。

事實上,日本提出的「大東亞共榮圈」之物就是以自己民族為中心的非常一廂情願的貿易集團式經濟(Bloc Economy)構想,在其侵略過程中殺害了不計其數的無辜民眾,實屬極為悲慘之事。而在以漢文寫就的」「日本書紀」里之所以可以將如此凄慘的事用「八紘一宇」等華麗的辭藻粉飾包裝起來,則是因為中國文明的普適性在經歷了漫長的時間以後已然滲透日本這一國家的根基,可謂是「小中華主義」的一種變體吧。宏觀地看,我們會發現諷刺的是,日本所謂的民族,文化等等其實不過是受中國大陸誕生的古文明的影響所產生的這一歷史事實,居然在日本人陷入狹隘的民族主義之時變得愈發鮮明。


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