初戀?荒城月?蛍光窓雪(白話譯文)

前言

「初戀」「荒城月」是我最喜歡的兩首詩。讀完後有種曾經滄海難為水的惆悵。

雖然看過的詩總共並沒有多少。

「蛍光窓雪」同樣非常出名,但是從行文、意境、深度來看感覺較前二者略有遜色。

口語譯由於也是自己寫的,所以可能有失誤或不及之處。僅作參考。


初戀(『若菜集』島崎藤村)

まだあげ初めし前髪の

林檎のもとに見えしとき

前にさしたる花櫛の

花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて

林檎をわれにあたへしは

薄紅の秋の実に

人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの

その髪の毛にかゝるとき

たのしき戀の盃を

君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に

おのづからなる細道は

誰が踏みそめしかたみぞと

問ひたまふこそこひしけれ

仮名

まだあげそめし まえがみの

りんごのもとに みえしとき

まえにさしたる はなぐしの

はなあるきみと おもひけり

やさしくしろき てをのべて

りんごをわれに あたへしは

うすくれなゐの あきのみに

ひとこひそめし はじめなり

わがこころなき ためいきの

そのかみのけに かかるとき

たのしきこひの さかづきを

きみがなさけに くみしかな

りんごばたけの このしたに

おのづからなる ほそみちは

たがふみそめし かたみぞと

とひたまふこそ こひしけれ

口語訳

まだ前髪を上げたばかりの君の姿が林檎の木の下に見えた時、その前髪に挿してある花櫛のように君が美しいと思ったことだった。

君は白い手を優しく差し伸べ、私に林檎をくれた。その薄紅色の秋の実を手にした私は初めて人に戀をしたのだ。

私が思わず漏らしたため息が君の髪の毛にかかって揺れた。君の情けが教えた戀の喜びに、私はまるで酒を飲んだかのように酔いしれたのだ。

君とのデートを重ねるうちに、いつしか林檎畑の木の下には自然に道ができていた。「これは誰が踏んでできた道でしょうね」と君はいたずらっぽく聞いてくる。そんな君がとても愛おしかった。

中國語訳

那一天,我在蘋果樹下遇見了豆蔻初開的你。你盤起頭髮穿著和服的身姿,就像頭上的花簪一樣美麗。

你伸出雪白的手,溫柔地將蘋果遞給了我。接到蘋果的那一刻,我人生中第一次墜入了愛河。

我們的距離是如此的近,我的每一縷呼吸都牽動你的髮絲。你對我的溫柔與戀愛帶給我的喜悅,讓我像喝了美酒一般如痴如醉。

我們一次次地在蘋果林中相見,直到腳印在地面上留下了路徑。「你說這地上的一條條道都是誰踩出來的呢」你明知故問。然而就是這樣的你,讓我動心。


荒城の月(詞:土井晩翠 曲:滝廉太郎)

春高樓の花の宴

巡る盃影さして

千代の松が枝分け出でし

昔の光今何処

秋陣営の霜の色

鳴き行く雁の數見せて

植うる剣に照りそひし

昔の光今何処

今荒城の夜半の月

替らぬ光誰が為ぞ

垣に殘るはただかつら

松に歌ふはただあらし

天上影は替らねど

栄枯は移る世の姿

寫さんとてか今も猶

嗚呼荒城の夜半の月

仮名

はるかうらうの はなのえん

めぐるさかづき かげさして

ちよのまつがえ わけいでし

むかしのひかり いまいづこ

あきじんえいの しものいろ

なきゆくかりの かずみせて

ううるつるぎに てりそひし

むかしのひかり いまいづこ

いまかうぜうの よはのつき

かはらぬひかり たがためぞ

かきにのこるは ただかつら

まつにうたふは ただあらし

てんぜうかげは かはらねど

えいこはうつる よのすがた

うつさんとてか いまもなほ

ああかうぜうの よはのつき

口語訳

時は春、高い城の中で花見の宴が開かれ、巡る盃に月の光が映っている。千年を生きた松の枝の間から今も光が差し込んでくるが、昔の繁華を映した光はどこにもない。

時は秋、降り続ける霜は冷え切った陣営の中を白く染め、明るい月明かりの下で空を鳴きながら飛びゆく雁の數がはっきりと數えられる。林のように數多く立ててある剣は月の光を反射して輝くが、昔の栄光は今どこにもない。

城跡は既に荒れ果ててしまったけれども、昔と変わらず月が輝いているのは誰の為であろう。見渡せば昔の繁華の跡はなく、ただ、石垣に這うかつらと松の枝に音を鳴らす風だけが殘っている。

天上の月は今も昔も変わらかいけれど、この世は絶えず栄華と滅亡を繰り返して行く。それを見せようとして今も輝き続けているのだろうか。ああ、荒れ果てた城に降り注ぐ夜中の月よ。

中國語訳

櫻花爛漫之中城樓上歌舞昇平,觥籌交錯之間月光輝映。千年的古松依舊倒映在樓閣之中,然而昔日的昌盛之景如今卻在何處。

深秋的軍營被寒霜映成白色,連從空中飛過的大雁都照得清清楚楚。成排的劍戟在月光下散發著銳利的寒氣,昔日的榮光如今卻在何處。

如今在這荒城裡,明月為誰高懸。物是人非,只有石牆上的藤蔓與那松籟聲亘古不變。

月亮始終還是那個月亮,而人世間早已幾度輪轉。荒城上的那輪明月,仿若鏡子一般,昭示著過往的一切。


蛍の光(稲垣千頴)

蛍の光窓の雪

書読む月日重ねつゝ

いつしか年も杉の戸を

開けてぞ今朝は別れゆく

止まるもゆくも限りとて

互に思ふ千萬の

心の端を一言に

幸くとばかり歌ふなり

筑紫の極み陸の奧

海山遠く隔つとも

その真心は隔てなく

一つに盡くせ國の為

千島の奧も沖縄も

八洲の內の護りなり

至らん國に勲しく

努めよ吾が兄恙無く

仮名

ほたるのひかり まどのゆき

ふみよむつきひ かさねつつ

いつしかとしも すぎのとを

あけてぞけさは わかれゆく

とまるもゆくも かぎりとて

かたみにおもふ ちよろづの

こころのはしを ひとことに

さきくとばかり うたふなり

つくしのきはみ みちのおく

うみやまとほく へだつとも

そのまごころは へだてなく

ひとつにつくせ くにのため

ちしまのおくも おきなはも

やしまのうちの まもりなり

いたらんくにに いさをしく

つとめよわがせ つつがなく

口語訳

不會譯,略

中國語訳

囊螢映雪勤奮苦讀的日子一天天過去,不知不覺中已是幾年。今朝,我們推開那杉木門,各奔前程。

決意留下的人和遠走他鄉的人,訣別之時心中百感交集,千言萬語只匯成一句話,「彼此珍重」。

無論身在九州還是身在東北,相隔萬水千山但我們真心不變,一心只為國家昌盛。

從千島到沖繩,全部都是日本國的領土。在世界的每個角落奮勇戰鬥的我的摯友啊,願你們平安無事。


附一首和「蛍の光」相關的簡單歌曲

心は玉

心は玉なり曇りもあらじ

夜晝勉めて磨きに磨け

蛍を集めて學びし人も

光はそのまま身にこそそはれ

月影したひて學びし人は

光をうけえて世をこそ照らせ

仮名

こころはぎょくなりくもりもあらじ

よるひるつとめて みがきにみがけ

ほたるをあつめて まなびしひとも

ひかりはそのまま みにこそそはれ

つきかげしたひて まなびしひとは

ひかりをうけえて よをこそてらせ


參考資料:

poemculture.main.jp/tou

okwave.jp/qa/q8431157.h

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

www13.big.or.jp/~sparro

geocities.jp/the_longes

geocities.jp/kojyonotsu

geocities.jp/the_longes

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp


實際上「荒城」的注音應該是「かうじゃう」,但是為了排版好看寫作了「かうぜう」。


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