起點の格表示――[を]と[から]
「から」の用法
1、 起點を表す「から」
1) 時や場所の起點
「何時から會議は始まりますか」「10時からです」
太陽は東から昇り、西に沈む。
2) 人を表す語について、動作の主體を表す
その話を誰から聞きましたか。
3) 抽象的な語について、起點を表す
失敗から教訓を學ぶ。
4) 順序や範囲の始點を表す
この映畫は子供から大人まで楽しめます。
彼は100人の選手から選ばれた代表です。
2、 原因?出所や判斷の根拠を表す「から」
足跡から、犯人は男とわかった。
3、 原料や構成を表す「から」
米から酒を作る。
4、 接続助詞「から」
もう遅いから、帰りませんか。
「を」の用法
1、 他動詞について動作の目的?対象を表す「を」
私は日本語を勉強しています。2、移動表現の中で使われる「を」
1) 離れる場所を表す 電車を降ります。2) 通過する場所を表す
鳥は空を飛びます。 3) 経過する時間を表す 夏休みをアメリカで過ごした。3、 自動詞の使役文の中で使われる「を」 彼は冗談を言って、みんなを笑わせた。まとめ:
「を 」
動作の直接的な対象や知覚?思考活動の対象、移動時の経路を示す。また、移動の起點や経由點も示すが、この場合には到著點を想定していない場合となる。
「から 」
動作の主體が経由點としての性格を持つ場合の主體や、物事の移動に視點を置いた場合の動作の起點である相手、移動の起點や経由點(到著點が想定されている場合のみ、「に」と共に使用される。)、因果関係を問題とした場合の原因、更には材料から完成品への変化の著しい時の材料?原料、狀態が始まるときなど、経由および経過に関する意味を持つ。
「を」を使えない場合に
1.*テーブルを花瓶が落ちる。
2.*コップを水があふれる。
3.*悲しくて目を涙が出る。
4.*ライオンを檻を出す。
5.*猿も木を落ちる。
「から」を使えない場合
1.*A:あなたはいつ日本から離れますか。
B:日本から離れるのは3月31日です。
☆基本的には、起點格が[から]で示すことができるのです。ではどんなときに[を]でも表せるのか、
「を」でも「から」でも使える場合
1.乗客がバスを(から)降りる。
2.部長が席を(から)離れる。
3.林さんが部屋を(から)出る。
4.飛行機が滑走路を(から)はなれる。
大學から卒業した 席からたつ 家から出る 大學から出る
大學を卒業した 席を立つ 家を出る 大學を出る
1.日本の大學から卒業した先輩たちが色々な話を聞かせてくれました。例えば、「日本での生活」とか「楽しい大學」という話でした。そこで出會ったのは山形大學を卒業した一人の先輩でした。彼の話から山形大學に良い印象を持ち入學したいと思いました。(獨立行政法人 日本學生支援機構)
2.僕が席から立つ時には店員は彼らのテーブルに移った。
3.「家を出る」(いえ)の具體的な例文として「彼女は先月結婚して家を出ました」などであり、「家から出る」は確かにあまり使わないが、単純に家から離れる場合には使ってもいいです。
4.「大學を出る」は「大學を卒業する」という目的のある行為の意味(意志的)を表すときに使えます。 だからさっきの「大學から卒業した」はおかしな文になってしまう。「から」単なる現象を表すので「涙が目から出る」であり、「涙が目を出る」とは絶対言わないのである。
そこで少し間を置いて、では例えば攜帯電話などで「私はいま○○から出たところです」は「OKです」。でももし彼女の學歴などの話しをしている場合には「私は○○から出ました」は絶対おかしいです
大學から出るゴミを減らせ!
「トイレを出る」と?トイレから出る?であるが、トイレの場合はどちらも単なる場所として考えているのであり、両者にほとんど差は無いが結論である。何となくホットしているとこんな質問がやってきた。「犬が小屋を出る」と「犬が小屋から出る」はどうですか。それは犬の勝手でしよう???
來週の今日は飛行機に乗って ちょっと日本から離れます。
場所に関する「を」はその場所において何か目的のある行為の時に主に使い(抽象的)、「から」はそこを単なる場所として考え、単純な行為を表す場合によく使いますである(具體的、現象的)。
練習:()の中から適切な助詞を選びなさい。両方とも適切な場合もあります。
1. 私はいつも6時に家(から/を)出ます。
2. 父は毎晩遅く會社(から/を)帰ってくる。
3. 食事が終わって、席(から/を)立つ。
4. すみません、次の特急列車は何番線(から/を)出ますか。
5. お下がりください。5番線(から/を)特急列車が出発いたします。
6. モンゴルへは関西國際空港(から/を)出発するのが便利です。
7. 日本(から/を)離れる日だんだん近づいてきた。
8. 船がゆったりと岸(から/を)離れた。
9. お風呂に飛び込んだら湯が浴槽(から/を)あふれた。
10.空(から/を)冷たいものが落ちてきたと思ったら雪だった。
11.車(から/を)降りるときは、後ろから車が來ないか注意しましょう。
12.彼は足を滑らせて、坂道(から/を)ころげ落ちた。
13.彼は一歩一歩ふみしめて山(から/を)下りて行きました。
14.もう一歩で、彼はがけ(から/を)まっさかさまに落ちるところでした。
15.水道の蛇口(から/を)水がザーザー出ている。
16.生ビールの泡がジョッキ(から/を)あひれている。
17.犬が小屋(から/を)出てどこかに走って行った。
18.散歩のためには犬を小屋(から/を)出す。
19.綱棚(から/を)荷物が落ちてきた。
20.綱棚(から/を)荷物を下ろす。
推薦閱讀: