日本戰國史原版書籍推介——2017年2月
出版社:平凡社
概要:日朝関係史、また東アジア史を決定づけた戦爭。その全貌を示すべく日本?韓國?中國の史料を網羅。第一人者による初の集成。目次:1 1585~1592年2 1593~1595年3 1596~1598年PS:恐怕只有兩個詞形容,巨著、神作
書名:武田氏滅亡著者:平山優
出版社:角川書店概要:戦國史研究の未踏峰を拓く大著!武田信玄の後継者である勝頼は、天正十年(1582)三月十一日、織田信長?徳川家康?北條氏政の侵攻を受けて滅亡した。戦國の雄?武田氏はなぜ、亡國へと追い込まれていったのか。勝頼個人の「暗愚」な資質に原因を求める見方は、はたして正しいのか――。武田?北條?上杉による甲相越三國和睦構想、上杉謙信沒後の後継者をめぐる御館の亂、徳川家康との高天神城攻防戦という長篠敗戦後の転換點を主軸に、史料博捜と最新研究から、詳述されてこなかった勝頼の成果と蹉跌を徹底検証。戦國史研究に新たなる足跡を刻む決定版!目次:序 章 諏方勝頼から武田勝頼へ第一章 長篠合戦への道第二章 織田?徳川の攻勢と武田勝頼第三章 甲相越三國和睦構想と甲相同盟第四章 御館の亂と武田勝頼第五章 甲相同盟の決裂と武田勝頼
第六章 苦悩する武田勝頼第七章 武田勝頼と北條氏政の死闘第八章 斜 陽第九章 武田氏滅亡第十章 勝者のふるまい終 章 殘 響PS:恐怕只有兩個詞形容,巨著、神作書名:豊臣政権の東國政策と徳川氏著者:片山正彥
出版社:思文閣出版概要:近年発見された「九月一七日付家康書狀」。そこから新たに見えてきた豊臣と徳川の関係とは???。本書は、新出史料の分析を中心に、豊臣?徳川の政治的関係を見直しつつ、豊臣政権の東國政策の一端を明らかにしようとするものである。第五回「徳川奨勵賞」を授與された研究をもとに、これまで「惣無事」論や「取次」論を語る際に前提とされてきた通説をくつがえすことを試みた意欲作。目次:序章研究史の整理と問題點第一章 天正年間における豊臣政権の在京賄料豊臣政権の在京賄料宛行/豊臣政権による家康への近江在京賄料宛行の意義
第二章 豊臣政権の対北條政策と家康豊臣?徳川間における「長丸」上洛問題/小田原の役と「長丸」の上洛/豊臣政権の小田原出兵計畫と「長丸」の不上洛補論一 書評 福田千鶴著『淀殿―われ太閤の妻となりて―』福田著書の構成と概要/評者の見解第三章 天正後期豊臣政権の「取次」と家康関東方面の「取次」と秀吉?家康の政治的関係/豊臣?北條間の交渉と家康の役割第四章 豊臣政権の統一過程における家康の位置付け家康上洛以前の豊臣?徳川の関係/「惣無事」における家康の位置付け第五章 豊臣政権樹立過程における於次秀勝の位置づけ同時代史料以外にみえる「秀勝」/丹波在國期における於次秀勝
第六章 「江濃越一和」と関白二條晴良―秀吉権力の源泉の解明に向けて―二條家とその周囲/「江濃越一和」における二條晴良の政治活動補論二 「石山合戦」和睦交渉における公家の役割天正六年の和睦交渉における庭田重保?勧修寺晴豊の役割/天正八年の和睦交渉における庭田重保?勧修寺晴豊?近衛前久の役割補論三 原田直政の大和國支配「守護」原田直政について/直政の大和國支配と本願寺攻め終章あとがき書名:上杉謙信の夢と野望著者:乃至政彥
出版社:思文閣出版概要:戦國最強の武將?上杉謙信がすべてを賭けた「室町幕府再興」計畫の全貌「軍神」と呼ばれ、「生涯不犯」を貫いた上杉謙信。毘沙門天を信仰し、助けを求められれば東奔西走し、敵陣にさえ直接馬を乗り入れる「義」を重んじる姿は、戦國最強の義將として定著している。だが、本來の謙信は、父?為景が朝廷や幕府権力を利用する武略を見て育ち、その政治手法を引き継いだ。謙信が目指したのは自分が上に立つことではなく「室町幕府再興」であった。今までの通説を、最新資料をもとに論考を重ね、新たな結論から導いた、上杉謙信の実像がここにある。目次:序章 長尾為景の魔法と上杉謙信第1章 要請された守護代継承―長尾景虎の登場第2章 大名権力と公儀精神の矛盾―長尾宗心の苦悩第3章 前嗣?義輝?景虎の密約―戦國終焉のシナリオ
第4章 関東管領名代職に就任する上杉政虎第5章 中央情勢と連動する川中島合戦―四五〇年目の真相第6章 永祿の変と関東三國志―上杉輝虎の関東離れ終章 不識庵謙信と天下の儀書名:『大かうさまぐんき』を読む- 太田牛一の深層心理と文章構造著者:小林千草出版社:東海大學出版部概要:豊臣秀吉のすべての行動を善として綴らねばならない太田牛一が、事実と事実の間でつかざるをえなかった噓が文章のあちこちに表れていることを指摘し、そこに太田牛一の深層心理を読み解き、事件の真実へ迫ることを試みる。
目次:第1章 『大かうさまぐんき』と著者太田牛一について(『大かうさまぐんき』について『大かうさまぐんき』の著者太田牛一について『大かうさまぐんき』釈文、および本文引用にあたっての凡例)第2章 『大かうさまぐんき』「條々天道おそろしき次第」私注(三好実休松永弾正久秀斎藤山城道三明智光秀柴田勝家神戸三七殿北條左京大夫氏政事北條左京大夫氏政の最期)第3章 「天道おそろしき」表現の系譜―『信長記』から『大かうさまぐんき』へ(「條々、天道おそろしき次第」の表現構造「秀次謀反」の段における「天道恐ろしき」『原本信長記』『信長公記』に見る「天道おそろしき」型表現『原本信長記』巻十二と『信長公記』巻十二における「天道おそろしき」型表現の問題點『信長公記』首巻における「天道おそろしき」型表現の存在について)第4章 『大かうさまぐんき』「條々天道おそろしき次第」以降の物語展開に觸れて書名:戦國時代前夜 応仁の亂がすごくよくわかる本著者:水野大樹出版社:實業之日本社概要:2017年は、「応仁の亂」勃発550周年の節目の年にあたる。応仁の亂は、將軍家の継嗣爭い、室町幕府內の権力闘爭、有力守護大名家の家督爭いなど、いくつもの要因が重なって起こった戦いのため、歴史初心者にとって複雑でわかりにくく、日本史の授業でもほとんど説明がないまま戦國時代へと進んでしまうため、「応仁の亂」という名だけが有名で、その中身は詳しく知る人は少ない。しかし、応仁の亂は戦國時代の始まりを告げる、日本史上では重要なエポックメイキングの戦いであり、なぜ日本が戦國時代に突入したのかを知る手がかりにもなる。本書は、地図や人物相関図、系図、年表など図版を適宜挿入し、エピソードをまじえながら、わかりにくいと言われる応仁の亂を、わかりやすく説明したものである。約10年の間に京の町を灰燼にした「応仁の亂」をずばり解説。目次:第1章 応仁の亂前夜応仁の亂の主要な登場人物をおさえる応仁の亂とはいったい何か?室町幕府とはどういう幕府だったのか?守護大名って何?國人ってどういう人たちのこと?応仁の亂で活躍した足軽とは?応仁の亂、対立の構図──畠山家の內訌応仁の亂、対立の構図──斯波家の家督爭い応仁の亂、対立の構図──有力守護大名の権益爭い応仁の亂、対立の構図──將軍家の後継爭いと將軍側近の橫暴応仁の亂のとき天皇は何をしていた?當時の時代背景を見てみよう第2章 応仁の亂、勃発! 山名宗全による畠山政長追放のクーデター応仁の亂の幕開け、上御霊社の戦い有力守護大名は東西どちらに味方したか京を焼き盡くした戦い! 上京の戦い戦の趨勢を変えた大內政弘の上京東軍の総大將?足利義視が遁走! 東西の優劣が逆転! 東岩倉の戦い応仁の亂最大の戦闘! 相國寺合戦年明けから再び亂戦がはじまる! 1年ぶりの大合戦! 船岡山の戦い東軍の総大將?足利義視が西軍に鞍替え! 京の入り口?西岡地區を西軍が攻撃西岡地區爭奪戦と分國へ広がる戦火西軍の主力?朝倉孝景がまさかの裏切り! 山名宗全と細川勝元が相次いで死去! 細川?山名の単獨講和と北野千本の戦い大內政弘がついに降伏するも畠山義就が講和に反対応仁の亂はなぜ11年も続いたのか?なおも続く畠山家の內訌! 応仁の亂に參加した武將たちはその後どうなった?天皇や貴族は京にいたのか?第3章 地方い波及した戦亂京極家と六角家の爭い──近江國の陣取り合戦斯波家の権威凋落! 守護代?朝倉家が台頭──越前國斯波家の守護代?織田家が台頭──尾張國今川家が駿河?三河まで進出──遠江國をめぐる戦い赤松家の舊領奪回作戦──播磨國をめぐる戦い中國地方と四國地方はどうなった?なぜ関東の武將は応仁の亂に參戦していないのか?応仁の亂より前に始まっていた関東の戦亂とは第4章 応仁の亂をもっと知るための人物事典後花園天皇/後土御門天皇/足利義政/足利義視/足利義尚/細川勝元/山名宗全/畠山義就/畠山政長/斯波義廉/朝倉孝景/赤松政則/京極持清/土岐成頼/大內政弘/伊勢貞親/日野富子/日野勝光/足利成氏あとがき──その後の室町幕府書名:織田信長の家臣団―派閥と人間関係著者:和田裕弘出版社:中央公論社概要:織田家中で最古參の重鎮?佐久間信盛は、本願寺攻めでの無為無策を理由に信長から突如追放された。一見理不盡な「リストラ」だが、婚姻や養子縁組による盤石の人脈を築けなかった結果とも言える。本書では、一萬を超す大軍勢を任された柴田勝家?羽柴秀吉?滝川一益?明智光秀ら軍団長と、配下の武將たちの関係を、地縁?血縁などから詳細に検証。これまで知られなかった「派閥」の構造に迫り、各軍団の特性を明らかにする。目次:信長以前の尾張國家督継承尾張統一美濃衆の家臣化「天下人」へ向けて方面軍編成に向けて織田信忠軍神戸信孝軍柴田勝家軍佐久間信盛軍羽柴秀吉軍滝川一益軍明智光秀軍本能寺の変後の諸臣本能寺の変がもたらしたものPS:乃是了解織田家臣團的利器
書名:小早川秀秋 (シリーズ?実像に迫る5) 著者:黑田基樹出版社:戎光祥出版概要:明らかになる関ヶ原の真相!終生ついてまわった、秀吉の養子?羽柴家一門筆頭という呪縛。そして迎えた関ヶ原。決戦を前に、秀秋の胸に去來した想いとは!?武勲?生涯?人となり―小早川秀秋の実像に迫る。目次:第一部 羽柴家一門の貴公子第一章 秀吉の養子と羽柴家一門頻繁に変遷する名乗り/出自と生まれ年/秀吉の養子になる/羽柴家一門衆の序列/領國支配の開始/秀吉からの愛情/酒狂いを戒められる第二章 小早川家を継ぎ大大名になる異例づくめの小早川家への養子入り/小早川隆景の意図/備後國三原への下向と秀次事件の餘波/小早川家の家督継承と隆景の隠居/本格化する筑前?筑後の領國支配第二部 栄光、そして転落第一章 運命を左右した朝鮮出兵の失態最初で最後の総大將/蔚山城で明國の大軍を撃退/越前國北庄領への転封の謎/秀吉の遺言により筑前?筑後領國へ再封される第二章 関ヶ原合戦での軍功大坂方に味方する/大坂方の戦略で各地を転進/江戸方に誘われる/秀秋が「叛逆」したのはいつか/戦功を最大限に評価される第三章 備前?美作二ヶ國の太守備前?美作の二ヶ國を與えられる/家老平岡頼勝を誅殺し、家中騒動が勃発/領國支配の再編/秀秋、死去する主要參考文獻/基本資料集小早川秀秋関連年表書名:戦國期風俗図の文化史-吉川?毛利氏と「月次風俗図屏風」
著者:井戶美里
出版社:吉川弘文館
概要:
山口県岩國の吉川家伝來「月次(つきなみ)風俗図屏風」。その形態や畫面構成、主題?モティーフ選択は異色で、大田植?富士巻狩など地方?歴史に取材した題材も含み、同時代の風俗畫作品とは異なる風景を描く。作品成立に関わった安芸?周防の土壌に根づいた文化の諸相を、美術をはじめ文學や芸能?歴史などから橫斷的に考察し、作品の実態と広がりを解明する。
目次:
序 本章のねらい/成立と伝來―「月次風俗図屏風」の主題?モティーフ分析(「月次風俗図屏風」の成立―舊岩國藩吉川家伝來について/「月次風俗図屏風」の主題とモティーフ選択―戦國期武家故実との関わりから)/文學?芸能?空間―「月次風俗図屏風」の図像學(名所絵としての「吉野図屏風」―継承される図像の意味/松の絵と能舞台をめぐる一考察―雲谷派関連の資料を中心にして/描かれた富士巻狩の物語―幸若舞曲「曽我物」と「曽我物語図屏風」の位相)/在地性―「月次風俗図屏風」と安芸?周防(『田植草紙』の成立背景について―その伝承圏と信仰基盤/海を越える「耕織図」―「四季耕作図屏風」の景観描寫)/結 今後の課題
書名:対馬宗氏の中世史
著者:荒木和憲
出版社:吉川弘文館
概要:
倭寇や秀吉の「唐入り」など、國際的事件の舞台になった対馬。一方で、朝鮮半島との交流は必要不可欠であった。この〈國境の島〉で、中世の日朝外交や貿易を公的に主導した宗氏とはいかなる存在だったのか。歴代當主の治世を辿り、朝鮮との間で5世紀にわたり継続した外交?貿易の基本的な枠組みや、〈國境〉ゆえに揺れ動いた領國経営の実態に迫る。
目次:
プロローグ―〈國境〉対馬の宿命/中世対馬の國制上の位置(宗氏の登場前後/宗氏の國制上の位置)/進展する領國形成と朝鮮通交(領國形成の本格化―宗貞茂の時代/「対馬國」の「公方」へ―宗貞盛の時代/日朝「両屬」下での実利の追求―宗成職の時代/豊崎郡主系宗氏の飛躍―宗貞國の時代)/コラム(書契?図書?文引―四五〇年の歴史/港灣都市佐賀―文化が交錯する場/國分寺―國家鎮護から宗家菩提寺へ)/暗転する領國経営と朝鮮通交(斜陽の時代への突入―宗材盛?宗義盛の時代/急進的な朝鮮通交とその挫折―宗盛長の時代/絶えない政変と騒亂―宗將盛の時代)以下細目略/復調する領國経営と朝鮮通交/コラム/エピローグ―対馬宗氏の四〇〇年
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